すみれバイブル

バイブル

私のスミレのバイブルは、ヤマケイから出ている、いがりまさしさんの写真図鑑。フィールド用に旧版、改訂増補は綺麗なまま本棚にしまっている。(山と渓谷社,ISBN4-635-07006-9,¥2020)
日本にはたくさんのスミレが自生しており、ほとんどがアップの綺麗な写真で掲載されている。
すみれは昆虫採集に行く場所には必ずあるので、なかなか歩が進まない。アジアにも、北米・南米にも、ヨーロッパにもあるので、海外出張の楽しみのひとつである。
「信州のスミレ」(ほおずき書籍,ISBN4-434-04322-6,¥1575)、「岩手のスミレ」(岩手日報社,ISBN4-87201-148-1,¥1529)など、御当地版も出版されているが、「岩手のスミレ」は1993年刊なので、もたもたしているうちに買いそびれてしまった。結構買う人居るのね。
交配種がたくさん載っているのが、最近出版された田淵誠也さんの「すみれを楽しむ」(栃の葉書房,ISBN4-434-04322-6,¥1575)。 交配好きとしては非常に参考になるのだが、ゆっくり交配している時間がないのが困りもの。花を咲かせ、またタイミングを合わせるまでの努力も大変だし。
浜栄助先生著の「原色日本のスミレ」の増補復刻版(誠文堂新光社,ISBN4-416-80222-6,¥29400)は間違い無くバイブル的存在なのだが、高くて買えない。写真じゃなく図版なので、フィールドようとしてはいがりさんの写真図鑑に軍配があがると思う。復刻版なので入手は既に時遅しかもしれない。